朝からずっと絵を描いていて、しかもまだ下描きが終わらず、
くたくたになってきた。
明日はペン入れしたいが、今回のわしのペン入れの分量が
多すぎてしんどい。
なんでこんなに人物ばっかり出てくるのか?
1ページ大の風景画とか入れれば、自分の分量が減って、
スタッフが苦労するだけなのだが、前ページに人物が
出て来て、力いっぱい表情を変えるから、集中力と気迫が
必要で、くたびれてしまう。
松本零士の銀河鉄道999みたいに、宇宙空間のみを見開きで
どっかーんと描いたり、墨ベタの中に列車が走ってるだけ
みたいな、そういう絵を描いてみたい。
手抜きじゃなくて、明治の景色を1ページ大で緻密に描く
とか、そういうのはアリのはずなのに、ストーリーを先に
進めたくて、余裕のコマやページをなくしてしまう。
例えば、単行本でそういうページを描き足すというのもいい
かもしれない。
わしはどうしても18ページで存分に、濃厚に楽しませよう
としてしまう。
昔から一本の内容が濃すぎてしまうのだ。
でも今回の『大東亜論』も、すごい迫力だという自信は
あるのだけどね。